イラクが旅行先として大人気

 今の若者の旅行先で、一番人気というか、究極の目的地はイラクらしい。


 なんとなく激戦地に行きたい、戦争を見てみたい、今の日本とは全く違う状況に身を置いてみたい、平和と対極にある戦地に身を置いて自分を変えたい、世界観を変えたい、という、いわば「インドに行ってくる」みたいな感覚で行きたがっている。


 しかし、問題なのは軽い気持ちで行く奴が多いので、例えば通訳もつけず、一人でイラクに渡ってビラ配ったり、ビデオ撮影しながら歩いていたりするそうだ。


 ふーんというかなんというか、確かに戦争地に行くことで何かを得たいと思うのは、最近の若い日本人が考えそうなことではある。個人的二だが、どうも、第二次大戦敗戦後から連綿と続く反戦教育の結果のような、そんな臭いがする。


 あと若い奴(俺もそうだけど)はクソ暇だから、そういうのができるんだろうなあとか思う。特に大学生のヒマの持て余し方は凄いの一言。日本の大学生のモラトリアムぶりというか、ヒマっぷりは他国でも類を見ないほどであるが、これはなんとかしないといけないんじゃなかろうかと思う。大学の4年間は遊ぶ期間、という認識がますます強固になっていく。正直、どこの大学でも、4年間で学ぶことは、普通にやっても3年で終わる気がする。
・・・また話が飛んでしまった。