スカートの中を手鏡で覗く=逮捕 はやり過ぎ

 早稲田大学の植草教授が、駅のエスカレーターでスカート覗きのために手鏡使って逮捕された。これがワイドショーやニュース番組でさんざん取り上げられ、徹底的に叩かれているのを見ると、かなり可哀想に思えてくる。実際、少し叩き過ぎじゃなかろうか。


 ある昼にやっていた番組が、スカートの中を手鏡を使って除いた彼を「卑劣な犯罪に走った」とこき下ろしていたが(本当に)、いくらなんでもそれは言い過ぎだと思った。スカートを覗くことのどこらへんが「卑劣」で「犯罪」なのだろうか。そりゃいい歳してなにやってんだと言いたくもなるが、誰に危害を加えたわけでもなく、何かを盗んだなどの損害を出したわけでもなく、さらに盗撮ほど手が込んでいることもなく、軽犯罪としては悪質とは言い難いものだと思う。


 痴漢やパンチラ盗撮などの「女性に対する性的な軽犯罪」は、社会的にかなり強く叩かれることが多い。それに、どうもフェミニストの陰謀が絡んでいるような気がする。


 話は少し飛ぶが、最近、行き過ぎた女性優遇措置をよく目にするようになった。(女性優先タクシーだの、女性専用車両だの、レディースデイなど)最近の日本は、かなり男性逆差別社会であるように感じる。やたら厳しい児童ポルノ禁止法だとか、エロ本などの「わいせつ物」を一切禁じる、或いはそういうわいせつ物に異常に厳しい司法など、「女性蔑視だ!」と叫べばなんでも通る風潮がある。ここに、行き過ぎた女性優遇措置ばかり打ち出してくる、フェミニストの影が見え隠れするのだ。いわば、チンポのついてない奴側の論理、というやつだ。


 スカートの中を覗く、それだけで国権が一個人の身柄を拘束する「逮捕」を発動できるのはどう考えてもやり過ぎであろう。しかし、それだけで逮捕までできてしまう条例ができた背景には、そういうフェミニストの暗躍があったのではないかと感じる。


 最後に一つ言わせて頂くと、覗かれるのはスカートを履くのが悪いからだ、という気もする。日本はなぜか女子学生はみんなスカートを標準的にはくことになっていて、それは今では当然のことだが、色々と見直すべきではなかろうか。